建築と美術の幸福な空間 彦坂尚嘉回顧展 -VERTICAL CIRCLE- この度ソフトマシーン美術館では、現代美術作家彦坂尚嘉の回顧展を開催する運びとなりました。
彦坂尚嘉は、パリ青年ビエンナーレ(1975年)、ヴェネチアビエンナーレ(1982年)、サンパウロビエンナーレ(1987年)、ユーロパリア・ジャパン(1989年)、グローバル・コンセプチャアリズム展(クイーンズ美術館、ニューヨーク1999年)、センチュリシティ展(テイトモダーン、ロンドン2001年)、リスボン国際建築トリエンナーレ(ポルトガル、2007年)など世界各地の国際展に参加し、その多くは国際交流基金から日本代表作家として派遣され出品したものでした。
受賞歴:1998年には「写真の会賞」、2005年には兵庫国際絵画コンペティションで優秀賞を受賞しています。
ソフトマシーン美術館では、この彦坂尚嘉のウッドペインティング・シリーズを系統的に収集することを中心に作品のコレクションを構築して参りました。
美術館の建築は、彦坂尚嘉のウッドペインティングに対応して板壁をもつ3つの木造のキューブで、この建築の中に彦坂尚嘉の作品を展示することで、建築と美術の幸福な空間が築かれています。彦坂尚嘉中期のウッドペインティング・シリーズのコレクションをはじめ、アップライトシー(UPRIGHT
SEA)、さらに近年の新展開であるGujaGujaシリーズまで、大作を中心に30点以上の作品を一堂に展示いたしました。彦坂尚嘉の多様な作品制作のすべてではありませんが、はじめての本格的な彦坂尚嘉回顧展と言える規模のものであります。
この機会にぜひソフトマシーン美術館にご来館ください。スタッフ一同心よりお待ち申しております。
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